親がうなずいた数だけ子どもは強くなる!
親がうなずいた数だけ子どもは強くなる!
親のうなずきが自己肯定感を育む
お子さんが何かを頑張った時に、「よくがんばったね」、「上手にできたね」などとうなずいてあげていますか?
つい「何をやっているの!」などとダメなところばかりを怒鳴ってしまう場面が多くなっていませんか?
子どもは、認められたりほめられたりした数だけ、自己肯定感を高めていくものです。
自己肯定感というのは、自分に自信を持ち、ありのままの自分を肯定する感情のこと。
この感情があってこそ、子どもはもちろん大人になってからも、「自分はやればできる」という自信や折れにくい心を持ち、何事にも積極的に挑戦していくことができます。
つまり自己肯定感を持つことは、人生を切り開いていく上で、とても大切なことなのです。
自己肯定感が挑戦する力になる
そしてお子さんに自己肯定感を身に付けさせていくために、特に大切なのが、お母さんお父さんの接し方なのです。
例えば、お子さんがお手伝いをしていて、ついお皿を割ってしまったとしましょう。
その時に「何をやっているの!」と失敗を叱ってしまえば、お子さんは萎縮して自信を無くしてしまうでしょう。
しかし、できたところに目を向けて、「一人でよくがんばったね」「上手にできていたよ」などとお子さんの気持ちを認めたり、ほめたりしてあげることで、子どもは「お母さん(お父さん)はちゃんと見ていてくれる」と愛情を実感します。
そしてそれがくじけそうになった時の心の支えになるとともに、「自分はやればできるんだ」という自信に繋がり、新しいことに挑戦する力になっていきます。
頑張りを見つけほめてあげて
親は「わが子をりっぱに育てたい」と思うあまり、つい厳しく接してしまうものです。
そのため、子どもが何かを頑張っても、つい「今度はもっと良い点数を取りなさい」と次のハードルを与えてしまうことが少なくありません。
また、子どもが成長するにつれて、できることが当たり前になってしまい、よその子と比べたり、ほめることを忘れてしまったりもしがちでしょう。
でもお子さんには、いい性格やがんばったところが必ずあるはずです。
まだ幼かった頃「たっちできたね」「あんよが上手だね」と大いにうなずいてほめていたときのことを思い出してください。
お子さんは今もがんばっています。
いっぱいうなずいて、自己肯定感を育ててあげてください。
今月のポイント
・親のうなずきが自己肯定感を高める。
・叱るよりもまずはほめる!
・結果よりも過程を認める。