偏食コラム第70回


コラム:保護者と園で連携しましょう!

発達障害(ADHD、アスペルガー障害等)の傾向のある子どもの偏食を改善するには、「変化を少なくすること」が特に大切です。

食べる場所、食べる時に使う食器、一緒に食べる人、それら小さな環境の変化も偏食を強くする原因になりうるのです。

とはいえ、お子さんの食事を毎回保護者がみているわけではありません。幼稚園や保育園の先生が見守ってくれていることもあります。

園で食事をする際にも環境の変化を少なくしてあげることが大切です。

保護者と園の先生がお互いに連携することが必要となってきます。

園の先生は「園で食べない食材があるのですが、ご家庭ではどのようにしていますか?」と保護者に尋ねます。

逆に保護者はその問いかけにしっかりと答えるとともに、「食事の際に気を付けていることのリスト」を作り、保育者に情報を提供することをおすすめします。

園で出される給食やおやつは、園の栄養士の方に情報が伝われば、かなり細やかに調理方法や盛り付け方の個別対応をしてくれます。

「園で偏食の指導は無理かな…」と諦めず、まずは先生に相談してみてくださいね。