偏食コラム第45回


偏食への具体的な対応策

○事例3、主食のご飯が食べられない

Cちゃんはご飯が苦手。お母さんがどうして嫌なのか聞いても、「嫌だから」の一言。

お母さんとしては、主食のご飯を食べられるようになることを強く願っているのですが…。

 

対応策3、ごはん粒を小さくしてスモールステップで

Cちゃんのように主食のご飯が食べられないのは、保護者の方もかなり心配になられることでしょう。

そんな時はご飯というまとまりであげるのではなく、「ごはん粒」というとっても小さな単位から食べさせてあげるのがおすすめです。

まずはごはん粒4分の1からスタートです。

それをスプーンの上に載せ、スプーンを唇に当てたら「ほめる」、次の食事ではスプーンを口の中に入れたら「ほめる」(この時はスプーンをすぐ出しても良いという約束をしておく)、その次はスプーンを口の中で逆さにしたら「ほめる」(ごはん粒を口から出しても良いという約束をしておくが、だいたい口の中でどこに行ったかわからない)、すかざず「ご飯を食べられたね~。えらいね~」と「ほめる」。

次はごはん粒2分の1の大きさで同じことをするという手順で、普通では考えられないぐらいのスモールステップで進めていきます。

この方法で、多くの白いご飯が食べられない子どもの偏食が改善しました。

この「できるだけ小さくする」という対策は他の食べ物にも使えます。

パン、野菜、果物、お肉、お魚、何にでも使えます。