偏食コラム第77回「大好きなソフトクリームなのに、手が進まなくなってしまう理由」
○偏食の事例:「どうして食べているうちに溶けちゃうの?」
Bくんはソフトクリームが大好き。
冷たくて甘いのがお気に入りなのです。
最初のうちは嬉しそうに食べるのですが、時間を追うごとにソフトクリームが溶けてくるのが苦手らしく、食べづらそう。
ソフトクリームが溶けるのとともに、だんだんと機嫌が悪くなって、ますます食べる手が進まなくなっていきます……。
どうして食べられなくなったの?偏食の原因
コーンに入ったソフトクリームって、溶けてくるとどうしても見た目が変わってしまいますし、食べづらくなりますよね。
Bくんもそのことが苦手で気に入らないのでしょう。
「こういう食べ物だったのに形が変わってしまう……」。
食べ物へのかたちにこだわりを持ち、自分のイメージを壊されることが気に入らない子どもは意外と多いのです。
偏食への具体的な対応策 形が変わりづらいようにしましょう
形がかわってしまうと食べられなくなってしまうお子さんに対しては、ソフトクリームやアイスクリームの容器をカップにしましょう。カップの中では形の変化がわかりにくいので、「ソフトクリームはこういう形」などというこだわりから外れにくくなり、効果的です。