偏食コラム第84回「口の周りを食べ物で汚したくない!」
偏食の事例 口の周りを食べ物で汚したくない!
Aちゃんは食事の時に口の周りをしょっちゅう汚してしまいます。
Aちゃんはそのことに気づくと、焦りながら自分の服やテーブルのクロスで拭き取ってしまいます。
また、大きな食べ物は口の周りに食べ物のかすがつきそうなのが嫌なのか、食べにくいのが嫌なのか、あまり食べようとしません……。
偏食の原因 手や口に食べ物が付くのが苦手、汚れたくない
食事の際に手や口に食べ物がつくこと、汚れることを苦手に思う子どもがいます。
感覚が敏感な子どもの場合、そういったいっけん小さなことも不快に感じてしまい、食事を妨げる原因になるのです。
その不快感が食事への意欲を削ぐのです。
偏食への具体的な対処法 → 汚れを拭いたり洗ったりすることを促しましょう
子どもが手口の汚れによって食事が続けられない時には、その汚れをすぐ取ってあげられるように、近くにティッシュペーパーなどを用意しておきます。そして、ティッシュペーパーなどを使って汚れは取り除けることをしっかり伝えましょう。
また、食事の際には、手や口を洗うために席を立つことを認めてあげるようにします。
事例にあったAちゃんの場合、口の周りが汚れたりするのをひどく嫌う子どもなのです。口の周りがベタベタしたり、色がついてしまったり、それが乾くとかゆかったりするのが不快なのでしょう。
Aちゃんのような行動を見せる子どもがいたら、すぐにその汚れを取ってあげるのを手伝ってあげてください。