偏食コラム第51回


□そもそも食に興味がない

▽食べることへの関心が薄い

食が細く、必要な栄養がとれているのか心配したくなる子どもがいます。

そのような子どもはそもそも食べることへの興味、関心が薄いことが多いのです。

状態は様々ですが、噛む力、食器を持つ力、食卓で姿勢を維持する力に欠けているなど、子どもの体から影響するものもあります。

それらの問題で食事をとりづらいことは、子どもにとっては大きなストレスであり、楽しい食事を妨げる大きな原因となります。

そのためにも周りの大人が、使いやすい食器を用意し、少しずつ、ゆっくりと食べるようにすすめてあげることが大切です。

もちろん、少しでも食べたらほめて、食事の場を楽しい場所にすることがポイントです。

 

○事例1、食事の途中に席を立ち、遊び始めてしまう

Aちゃんは食事の時間になってもなんだかそわそわしていて、あまり集中できていない様子。

席につくまでにもかなりの時間がかかりました。

やがて食事の途中に席を立ち、お人形遊びを始めてしまいました…。

 

対応策1、プランを提案しましょう

Aちゃんは食事にあまり関心がもてず、食事に集中できないのですね。

このような場合は、Aちゃんにプランを提案すると良いでしょう。

「ご飯を食べたら遊べるよ」、「ご飯を食べたらお楽しみが待っているよ」といった具合に、食べたら楽しいことが起きるんだという期待をもたせるようにするのが有効です。

楽しいことと食事をすることをセットとして考えさせ、励まして、少しでも食べたらほめてあげ、後でしっかり遊ばせてあげるようにしましょう。

そうすることで子どもは徐々に食事に関心を持ち出し、食べられる自分に自信がつくようになります。