偏食コラム第40回


偏食への具体的な対応策

ここからは様々な偏食の事例に沿って、具体的な対応策をご紹介していきます。

 

感覚への異常によるもの

▽食感や味が混ざるのが嫌

食べ物には様々な食感や味があります。

 偏食の子どもの中にはその食材単体では食べられたけれど、料理になって他の食材と混ざると食べられなくなるという子どもが多くいます。

そんな時は、混ざらないような工夫をすると食べられるようになることがあります。

 

事例1、カレーライスが苦手

白いご飯が好きなAくん。毎日三食白いご飯を残すことはありません。

ただ、その白いご飯にカレーのルーがかかっていると、白いご飯の部分しか食べません…。

 

対応策1、白いご飯とカレーのルーを別にしましょう

そんな時は最初から一緒に盛り付けるのではなく、別にして出してあげましょう。

カレーのルーをご飯にかけることで、ご飯の食感が変わったり、味が混ざったりします。

Aくんはそういった食感と味が混ざるのが嫌なのです。

特に丼物系のお料理が苦手な子どもは、別々に分けて出すとどちらもしっかりと食べ出すことがよくあります。