偏食対策コラム 第5回 一度は気に入ったはずの料理、また作ってみたら手が進まないのはなぜ?


気になる子の偏食対策

偏食の子どもを持つ親にとって、子どもが初めて食べる料理を気に入って食べたときの喜びはひとしおです。しかし、子どもが気に入った料理をもう一度食卓に登場させてみても、うまくいかないこともあります。

気に入ったはずの料理を食べてくれない

以前作ったスープを子どもが気に入っていたので、別の日にまた作って食事に出してみました。

すると、その子は前回嬉しそうにスープを飲んでいたのに、今度は「この前と違う!」と言って全く手をつけません。どうしてなのでしょうか?

味を同じにする努力をしましょう

発達障害の傾向がある子どもの中には、味覚や嗅覚が通常より敏感で、ちょっとした風味やにおいの違いにも気がつく場合があります。

作っている側からすれば毎回同じように調理したつもりでも、ちょっとした違いに気が付く子どももいるのです。

例えば、

・調味料のちょっとした配分の違い

・使っている食材のメーカーの違い

・調理法の違い

などなど……。

調理する順序(食材に火を通す順番など)によっても、料理に風味や舌触り、においなどの違いが生じます。

味覚や嗅覚が敏感な偏食傾向のある子どもが気に入った料理を作るときには、できるだけ味付けや調理方法を決まった手順・決まった調理法・決まった食材などにして、日によって出る味にムラが小さくなるようにしましょう。

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