園の行事は子どもが成長するチャンス!
行事には成長するチャンスがいっぱい!
運動会や発表会といった行事は、子どもたちの心も体も大きく成長する機会です。
なぜなら、技術を学んだり、体を動かす楽しさを感じたりするのはもちろん、子どもたちは日々の練習を通じてやり遂げる楽しさを学びます。
また、本番で大勢の前で走ったり歌ったりし、それに対して拍手をもらったりする経験をすることは、「やった!」「できた!」という自信に源にもなります。
さらに年中児や年長児にもなると、みんなで一つのことをやり遂げる喜びを感じ、協調性もはぐくまれる時なのです。
おうちの方は応援団に徹して
そのような成長に機会に、おうちのかたはどう関わったら良いのでしょうか。
心掛けたいのは、練習でも本番でも“評価”を下さないということです。
なかには、本番で失敗しないようにと、ご自宅で「やって見せてごらん」と練習させたくなってしまうかたもいるかもしれません。
でも、そこで「間違えたからやり直し!」などという“ダメ出し”を繰り返してしまうと失敗が恐くて上手にできなくなってしまうのです。
ですから、子どものほうから「見て!」と言ってこない限りは、練習はプロである園の先生に任せるのがいちばんです。
また、本番前に「大丈夫?」「できる?」などと声をかけるのも萎縮や緊張につながりますので、「頑張ってね!」「見ているからね」という程度に、とどめておくのがおすすめです。
成果よりも努力に目を向ける
いざ本番を迎えたら、かけっこの順位や、成功か失敗かといった成果ではなく、お子さんの努力に目を向けてあげることも大切です。
もしかしたら、お子さんは失敗するかもしれません。
その際におうちのかたが残念がってしまうと、これまでの練習は水の泡になってしまいます。
「一生懸命に練習したから上手になったね」などと過程に目を向けた言葉かけをすることで、お子さんも「頑張ってよかった」と感じるもの。
そういう経験ができた子どもは、また次のチャンスが来た時に、挑戦し、努力しようという姿勢を見せるはずです。
今回のポイント
・行事は子どもの心も体も成長の機会
・練習はプロである園の先生にお任せ!
・成果よりも努力をほめる