「食べるって楽しい!」食事の楽しみをお子さんに伝えるために、親ができること


「食べるって楽しい!」食事の楽しみをお子さんに伝えるために、親ができること

子どもの健康を考え「さまざまな栄養素をバランスよく摂らせたい」と願う親は、近年とても増えています。これはもちろん大切なことですが、行き過ぎてしまうケースがあります。

例えば、あるお母さんは、「いろいろな野菜をたくさん食べた方がいい」と信じており、毎日毎食かなりの量の野菜を食卓に並べます。しかしそのお子さんはというと、野菜への苦手意識が強かったり、初めての食感に慣れなかったりで、なかなか食べることができません。

食事の楽しみをお子さんに伝えるために、親ができること

お子さんが嫌いなものなどになかなか手を出さないとき、「一口でいいから食べなさい」と強制したことはありませんか?このよくある子どもへの声かけは、良い方向に転がることもあれば、悪い方に転がることもあります。がんばって食べてみたことで、そのおいしさにはじめて気付く子もいれば、逆に食べることを強いられたことで食事の時間が苦痛になってしまう子もいるでしょう。

大切なことは、一口でも食べられたら「よく食べられたね!」とほめることです。

「親に認めてもらえた」という嬉しさを感じながら、子どもは少しずつ新しい味を受け入れていくのです。

また、親がおいしそうに食べているところを子どもに見せることも大切です。笑顔で食卓を囲み、食べる楽しさを実際に見せてあげてください。

食事は楽しい時間であり、いろいろなおいしさを感じるのはうれしいことだと伝えるのは、親の大切な役割です。