ゲームとの付き合い方
ルールを決めてゲームをすればルールを守れる子になる
「1日のゲーム時間は30分。前借りは出来ないが、後ろに繰り越すことはできる。家のことを手伝うと10分プラス」といったルールを決め、通帳に似せた「ゲーム通帳」を作り、時間の差し引きを書かせます。
毎日必ず振り返りをし、ルールを守れた日は、お子さんをほめてあげる。
そして、カレンダーにシールを貼ったり、丸を付けてあげましょう。
1週間ルールを守れたら、ボーナス時間が加算されるなどの特別ルールを付けるとお子さんの励みになります。
大事なことは、子どもをルール作りに参加させ、決めたルールは、例えお子さんが字が読める年齢でなくても、大きな紙に書いて壁に貼り付けておくことです。
守れたらほめてあげてかつカレンダーに書く等可視化し、守れなかった場合のペナルティも決めておきます。
もちろん、ゲームが大好きなお父さん、お母さんもルールを守ることが大前提です。
そうでないと、子どもは守らないモデルをまねしてしまいます。
子どもは年齢が小さいほど、ルールを守ろうとします。
しかし、ルールを守っていいことがなければ、ルールを無視するようになります。
子どもがルールを守れるようにするには、守れなかった時に叱るのではなく、守れた時にほめるのがコツです。
このようにゲームも使い方次第なのです。
ルールを決めて、ゲームを楽しむようにすれば、子どもは決まりを守ることのできる人間に育っていきます。
「ゲームをする子どもは成績が伸びない」はウソ
自分でルールを作り、守って遊べる子どもは、「時間を守れる」子どもです。
そのような子どもは、勉強時間を確保し、良い点が取れるので、ほめられ、意欲が湧くといった良い循環になります。
一方で、ルールを守れない子どもは、時間を決めずにダラダラと過ごし、勉強時間がなくなり、テストの点数が悪くなり、お母さんに叱られ、結果やる気が起きなくなるという悪循環に陥ります。
時間に流されることなく、自分で時間をコントロールする力を身に付けるためにゲームはとても良い教材になります。