お子さんの「思考力」を伸ばすために…
子どもの頭を良くするには、失敗を体験させ、それをもとに考えさせる
教育熱心なお父さん、お母さんの中には、「子どもの頭を悪くする育て方」をしている人が少なくありません。
「このドリルをやりなさい」「これを覚えなさい」と、常に指示を出す親がいます。
親の指示通り動ける子どもは、一見「記憶力のよい素直な子」なのですが、常にお母さんの指示に従っているようであれば、次に何をするかを考えない、意欲のない子どもになってしまうのです。
小4くらいまでは、記憶力だけで良い成績が取れますが、それ以降はかなりの思考力や応用力が求められます。
そのような力は、失敗体験によってつちかわれます。
自分に足りないものを考え、体験してみる積極性や、どんな勉強をすれば良いか考える想像力が、本当の頭の良さを作るのです。
また、子どもに答えを急がせるのも×です。
子どもは、言いたいことを整理するのに時間がかかります。
「今日は何をしたの?」とたずねたら、答えが出てくるまで待ってください。
すぐに回答を要求すると、思考せず、反応するクセがついてしまいます。
時間をかけて、回答させることが、思考力を伸ばす唯一の方法です。