子どもは親を見て育つ!?


子どもは親を見て育つ!?

親の行動全てが生活習慣のモデルになる

あいさつ子どもは、家族や先生、友達のすることを真似ながら、生活習慣やマナー、社会のルールなどを身に付けていきます。

つまり、我が子によい生活習慣などを身に付けさせたいのであれば、ご家庭では、おうちの方がいいお手本を示すことが第一なのです。

言葉で言うよりも手本で伝えよう

例えば、食事中のマナーひとつを取ってもそうです。

まだマナーの身についていないお子さんを見ていると一挙手一投足が気になって、つい「いただきますは?」「手は使わないよ!」などと口うるさく言ってしまいたくなるかもしれません。

でも、そのように言葉で伝えるよりもお手本を見せる方が実は効果的。

例えば、お母さんお父さんが「いただきます」といつも挨拶をしていれば、子どももそれを当たり前のこととして覚えますし、逆に挨拶をしない家庭で育った子どもは挨拶をしない子どもに育っていくのです。

それはもちろん、物事に取り組む姿勢などについても同じ。

例えば、積み木遊びをしているときに、うまくいかないと癇癪を起すお子さんもいるでしょう。

そういう場面でもやはり、おうちに方のお手本の出番です。

一緒に積み木に取り組み、崩れてしまったら、最初からやり直す姿を見せる。そして上手に出来た時に、思い切り喜ぶ姿を見せると、子どもはそれを失敗した際の‘適切な行動’として身に付け、実践するようになっていくでしょう。

できることから少しずつ

どんな子どもも、いきなり完璧な生活習慣やマナーが身につく訳ではありません。

すぐに結果を求めずに、スモールステップで、できるようにしていくことが大切です。

例えば日常の挨拶であれば、まずは身近な家族や千先生に「おはよう」を言えるところから始めてみる。

それが出来たら、隣のおじさん、よく行くお店のお姉さん・・・と、少しずつ広げていくわけです。

そして出来た時は、「声が小さい」などと叱ったりせずに、大げさにほめてあげます。

すると子どもは、自信を高め、また挑戦してみようと意欲を見せるはずですよ。

 

今回のポイント

おうちの方の行動は子どもの手本

・生活習慣は少しずつ身に付くものと心得る

・上手にできたら、大げさにほめる