絵本を通じて学べるもの
「昔話」を読み聞かせよう!
ここ20年の調査ですと、「桃太郎と一緒に鬼退治をした動物は?」という質問に正しく答えられた子どもは、3歳児で、49%→22%、4~5歳児で89%→50%と低下しているのです。
最新の絵本やアニメなどの台頭で、昔からのものを選ぶ親が少なくなっているのかも知れません。
しかし、昔話には子どもの世界を広げてくれる多くの要素が詰まっています。
まず、海や山など昔からの自然があり、動物の特徴やイメージを生かした役割設定の面白さがあります(桃太郎なら、サル、イヌ、キジですね)。
主人公を育てるおじいさん、おばあさんは生活の知恵を教えてくれます。
また、登場人物どうしのやりとりからは、コミュニケーションの基本を学べます。
意地悪をしてはいけない、ウソをついてはいけないといった社会のしきたりもおもしろおかしく盛り込まれています。
お父さんお母さんも、心に残る昔話があると思います。
ぜひ、お子さんの昔話を読み聞かせてあげてください。