お子さんを叱ることの大切さ
お子さんを叱ることの大切さ
子どもはほめて育てる方がいい、という考え方があります。
確かに常に叱られて育った子は「自分を守ること」に必死になり、様々な問題が生じます。しかし、叱られることがない子も、自分をコントロールすることができなかったり、善悪の判断がうまくつかなかったりといった問題を抱えることになります。
大事なのは、叱ることとほめることのバランスを取ることです。
悪いことをする・いいことをしない→叱られる→同じ失敗をしないように心掛ける、という学びの道筋があります。悪いことをしたから叱られるというのは社会のルールです。このことを子どもの頃から教えていきます。
先の学びの道筋を教えることができれば、叱られたからといって人格が傷ついたり、過剰に自分を守ろうとしたりすることはなくなるはずです。
叱るにはエネルギーが必要です。子どもが学びの道筋に沿って考えているかを確認しなければなりません。自分を過剰に防衛し、他人に責任転嫁をしていないかを見なくてはなりません。
上手に叱り、それを材料に子どもに考えさせることは親の役割の一つなのです。