叱り方のポイント「お試し行動」
注意しても子どもが言う事を聞いてくれない・・・
「叱り方」について相談をよく受けます。
注意する回数が多いと、子どもは「何をしたら・何をしなかったら、叱られるのか」がわからなくなります。
玄関で靴をそろえない、友達のおもちゃを取り上げた、道路に飛び出して車にひかれそうになった…毎回同じように叱ると、子どもは「何をしても叱られる」感覚になり、親の言葉に従って自分の行動を修正できなくなります。
効果的に叱るポイントは「メリハリ」です。
人に迷惑をかけたらビシッと注意し、そのほかは「お母さんは○○してほしくない。○○するとお母さんは悲しい」と気持ちを伝え、してはいけない理由を伝えます。
叱られた行為を子どもがわざと続けることもあります。これを「お試し行動」といいます。
この場合、親にかまったもらいたいのに、あまりかまってもらえない、いけないことをすればかまってくれると思っているのです。
この場合は、子どもと関わる時間を増やすことが大切です。お試しをする必要がなくなるからです。
子どもの行動を変えたいのなら、親が行動を変えること、これが育児の基本です。