ユージさん子育てインタビュー(第3回/全4回)
「時には逃げ場を作ってあげる。お互いの気持ちがつながる叱り方を模索していきたい」
(公開)
第2回から続き
「心のスイッチを切り替えて、3人の子どもそれぞれと向き合っています」」
年齢・性別の異なる3人のお子さんを抱えるユージさん。育児の難しさはどんなところにあるのでしょうか?
「子どもたちの年齢がバラバラで、成長の段階が異なるというのが、わが家の子育ての特徴ですね。下の娘二人は、いわゆる年子なのですが、この一歳差が大変。服のサイズも微妙に違いますし、使い回しができるわけでもない、ミルクの量も異なります。そしてまだ夜泣きもあります。二人ともバラバラに起きるので、それぞれに対応しなければならない。
さらには、思春期を迎えた長男もいます。女の子も気になってくる年頃なので、男親として性教育にも向き合わないとなりません。親としてどう教育していくかという、娘たちの育児とは全く別の悩みもあります
なので、その都度、心のスイッチを切り替えて接するようにしています。それぞれの子どもたちの今は、一瞬しかないので、ていねいに接していきたいと思っています」
「時には逃げ場を作ってあげる。お互いの気持ちがつながる叱り方を模索していきたい」
「思春期前後の男の子では、叱り方にもコツがいると思います。妻が厳しく注意したとき、僕も一緒になって怒ってしまうと、彼は逃げ場が無くなってしまいます。そんなときは、妻を立てながら息子のフォローをするようにしています。
『お母さんが注意したのは、君が好きだからなんだけれど、それにしても言い方をちょっと工夫できたよな。でもあれは、本当に危ないことだから、次からは気を付けたほうがいいよ、どう思う?』って。すると息子なりに、『僕は本当はこうしていたんだけれども、お母さんは見ていなかったから』とか、そのときの事情を話してくれたりします。
忍耐が必要ですが、妻と息子の両方の気持ちをくんで、うまいパイプ役になるというのが僕の役割です」
・第3回(2017年8月1日公開)に続く
・ユージさん子育てインタビュー第1回「長男と出会って遊びつくしたその日から、家族がはじまりました」
・ユージさん子育てインタビュー第3回「時には逃げ場を作ってあげる。お互いの気持ちがつながる叱り方を模索していきたい」
・ユージさん子育てインタビュー第4回「本当に大切なのは『相手とどういう時間を過ごすか』。向き合い方次第で、血のつながりよりも固い絆を結ぶことだってできる」