(公開)
第1回からの続き
「育児書を読むよりも、育ててくれた両親が僕にとっての子育てのマニュアルです」
「今となっては5人の子どもがいるので、多少のことではビクともしませんが、もともと育児書のようなものを読んだことはないですね。
僕自身も兄弟が多いので、自分の両親がどんな風に僕ら兄妹を育ててくれたかということを考えます。うちの両親は夫婦仲がとても良くて育児というより本人たちが楽しんでいた印象が強いんです。いつも楽しそうにしている両親に育てられ、僕もそうですが妹たちも結婚や大家族に憧れるようになっていったんだと思います。
僕は自分の夢を叶えて、こうやって好きな仕事をさせてもらって、今すごく幸せです。こんなふうに育ててくれた両親には感謝しかないですね。だから、育児書を読むよりも、両親の子育てを見本にしたほうが手っ取り早いと思っています」
「反抗期は必ず訪れるもの。心の中で“おめでとう”と言ってあげたい」
「子育てに正解なんてないと思っているので、あんまり悩むことはないんですが……。最近上の子が思春期を迎えて、だんだん難しくなってきたなと感じていますね。中学2年生なので、反抗期があるのはわかっていたのですが、態度とか自分が想像している範囲を軽々越えてくるので、親としていろいろ考えさせられます。
反抗期はみんなに来るものだし、親と子が精神的に離れるために必要なもの。お互い苦しいですけど、独り立ちしようとがんばっている息子に、心の中で“おめでとう”と言ってあげたい。それくらい寛大でいられるように努めています」
つるの剛士さんキッズハグスペシャルインタビュー(全4回)
・第1回「好きな仕事をさせてもらって、愛する妻、愛する子どもたちに恵まれて、 僕は最高に幸せ」
・第2回「育児書を読むよりも、育ててくれた両親が僕にとっての子育てのマニュアル」
・第3回「育児休暇は“休暇”じゃなく、新しい家族を迎え、うまく回るようになるための訓練期間」
・第4回「子育てって一瞬で過ぎてしまうもの。肩の力を抜いて、一瞬で過ぎてしまうこの時を大切にしていきたい」
キッズハグスペシャルインタビュー
・第2弾 東尾理子さん「子どもを授かれて無事に出産できたことに、今も感謝の気持ちでいっぱいです」