手足口病が流行のきざし、その対策とは


    いよいよ夏本番! ですが、夏になると心配な手足口病。

    手足口病とは、口の中や手足に水ぶくれのような発疹が出る感染症で、感染者の90%前後が5歳以下の子どもです。
    毎年、夏期を中心として発生し、流行のピークは7月下旬ごろ。
    国立感染症研究所の報告によると、2017年の夏はすでに流行の兆候があるとのこと。
    感染しても発症しないケースもあり、感染に気付かないまま、便などからウイルスを排泄してしまうこともあり、感染予防はなかなか難しそうです。
    接触感染を防ぐためには、手洗いをしっかりとすることが有効だそう。
    手洗いの際には、せっけんをつけてしっかりと洗い流し、タオルは共用しないのがポイント。

    ほとんどの場合、軽症で数日もすれば治りますが、まれに合併症などが起きる場合も。
    お子さんが手足口病にかかったら、注意深く経過を観察し、

    ・高熱が出る
    ・発熱が2日以上続く
    ・嘔吐する
    ・頭を痛がる
    ・視線が合わない
    ・呼びかけに答えない
    ・呼吸が速くて息苦しそう
    ・水分が取れずにおしっこがでない
    ・ぐったりしている

    などの症状がみられた場合は、すみやかに医療機関を受診しましょう。

    参考:
    IDWR 2017年第23号<注目すべき感染症> 手足口病(国立感染症研究)
    https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/636-disease-based/ta/hfmd/idsc/idwr-topic/7351-idwrc-1723.html
    手足口病に関するQ&A(厚生労働省)
    http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html