新たな大型連休? キッズウィークとは


    6月9日、政府は「経済財政運営と改革の基本方針 2017 について」を閣議決定しました。
    なにやらお堅いタイトルですが、その中に子育て世代に気になるキーワードが。「キッズウィーク」です。

    同文書では「キッズウィーク」について、次のように書いています。

    『大人と子供が向き合う時間を確保するため、地域の実情に応じ、教育現場に混乱が生じないよう対応を検討の上、2018 年度(平成 30 年度)から地域ごとに「キッズウィーク」を設定し、学校休業日の分散化、有給休暇取得の促進、休日における多様な活動機会の確保の取組を官民一体として推進する。』

    ポイントは「学校休業日の分散化」。
    小中学校の夏休みなど、従来の長期休暇の一部をあらたに導入する「キッズウィーク」に移すことにより、新しい大型連休が生まれます。
    集中しがちな休暇時期を分散し、今までになかった観光需要を生み出しつつ、子育て中の大人側の有給休暇取得も促進する「休み方改革」も狙っているようです。

    「大人と子供が向き合う時間を確保する」と掲げられたキッズウィーク。
    子どもがいる家庭にとってメリットがありそうですが、一方で、実現するには多くの課題もあります。
    「有給休暇取得の促進といいつつ、親がお休みを取れなかったときはどうするのか?」など、不安の声も。

    近い将来、「うち、毎年キッズウィークには家族旅行なんだ!」なんてご家庭も出てくるかもしれません。

    出典:「経済財政運営と改革の基本方針 2017 について」(内閣府)(http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2017/decision0609.html