お子さんの特徴知っていますか?

「発達障害のお子さん」の特性を知る

同じことを繰り返す子ども

「何度注意しても、同じことをくりかえすんです」

発達障害のある子どもをもつお父さん、お母さんから、このような言葉をよく聞くことがあります。しかし、これは子どもの特性に合った対応をしていないケースがほとんどなのです。

 「子どもの問題行動の原因は何か?」

まずは、このことを考えてください。そしてその上で、どう対応したらよいのかを考えます。

 例:「うそをつくケース」

子どもがうそをつくのに、理由があります。主に3つの理由が挙げられます。

・理想と現実の区別かつかないためうそをついている

・親の気持ちを自分に向かせたいためにうそをついている

・叱られるのが嫌で、自分を守るためにうそをついている

うそをつくのにも、原因がまったく異なる場合があります。原因を考えずに「うそをついてはいけません」と叱ったところで、子どものうそはなくなりません。

子どもの問題の原因がわかっても、子どもによって効果的な対応方法は異なります。

ある対応方法を行ってもあまり効果がなかったら、別の方法を試してみてください。

2~3週間は続けてみて、うまくいかなければ別の方法にうつります。いろいろな方法を試して、子どもに最適な方法を見つけてあげることが、子どもを伸ばすコツです。

⇒次を読む 「育てにくいお子さん」への指示の方法、話の伝え方の工夫