(公開)
「好きな仕事をさせてもらって、愛する妻、愛する子どもたちに恵まれて、 僕は最高に幸せです」
昨年(2016年)6月に次男が誕生し、育児真っ只中のつるの剛士さん。タレントとしてバラエティー番組や音楽活動などマルチに活躍する傍ら、世間からは“理想の旦那さん”と言われるほど、愛妻家、子煩悩として有名です。そんなつるのさんが大切にする家族の形とは?
「僕は4人兄弟の長男として育ちました。父親が23歳のときの子どもだったので、自然と自分も早く結婚して家庭を持ちたいなと思っていましたね。早く結婚して早く子どもを持って、その上で仕事をがんばって早く社会に認められたいという気持ちが強かったんです。でもなかなか出会いがなくて。結婚相談所に行こうと思ったことも(笑)。結果、父親よりは遅くなりましたが、今の奥さんと出会って結婚して、子どもが産まれたときは本当にうれしかったですね。早くみんなに自慢したくて、息子を抱っこして歩き回りました」
2003年、当時スタイリストだった奥様と出会い、結婚。お子さんを授かったときの奥様の言葉が印象的だったと振り返ります。
「当時、彼女はバリバリ働くキャリアウーマン。そんなときに妊娠がわかったんです。仕事と子育て、両立していくのかなと思っていたのですが、 “子どもがいるからこそできることがあると思う”と仕事をスパッと辞めてしまったんです。そんな彼女の姿が本当にかっこいいなって。僕ももっとがんばらないと彼女に捨てられてしまうと正直焦りました」
今では、中学2年生になる息子さんを筆頭に、小学6年生、4年生、2年生の娘さん、生まれて10カ月になる男児、2男3女の父親に。つるのさんが大切にする家族の形は、自分を育ててくれたご両親へとつながります。
「不思議なことに、実家とは共通点が多いんです。父と僕の干支が一緒ですし、母と奥さんの干支も一緒、子どもの構成も同じなんです。一番上が男で、下三人が女の子。血液型は、全員B型。僕は一人プラスして子どもは5人ですけどね。よく、育児について質問されたり悩みを相談されたりもしますが、僕は全然育児のスペシャリストなんかじゃないですよ。日々、子どもたちと接する中で、自分が親にさせてもらっているという感覚が大きいですね。僕は父親として当たり前のことをしているだけ。強いて言えば、子どものことよりも、奥さんのことを気にかけるようにしています。仕事が忙しくて家にいないとき、子どもたちを育ててくれているのは奥さんですから。奥さんが毎日気持ちよく、機嫌良く過ごせるようにすることが一番だと思っています。夫婦が仲良くいれば、自然といい育児ができますから」
つるの剛士さんキッズハグスペシャルインタビュー(全4回)
・第1回「好きな仕事をさせてもらって、愛する妻、愛する子どもたちに恵まれて、 僕は最高に幸せ」
・第2回「育児書を読むよりも、育ててくれた両親が僕にとっての子育てのマニュアル」
・第3回「育児休暇は“休暇”じゃなく、新しい家族を迎え、うまく回るようになるための訓練期間」
・第4回「子育てって一瞬で過ぎてしまうもの。肩の力を抜いて、一瞬で過ぎてしまうこの時を大切にしていきたい」
キッズハグスペシャルインタビュー
・第2弾 東尾理子さん「子どもを授かれて無事に出産できたことに、今も感謝の気持ちでいっぱいです」