息子よ、話を聞いてくれ…

話(言う事)を聞けない時の対処法

コミュニケーションにおいては「理解言語」が大事!

子ども 理解できない

ことばには、相手の言ったことを理解する「理解言語」と、自分の思いや考えをことばにして表現する「表出言語」があります。

話を聞けない子ども、話しかけてもぼんやりしている子どもは、理解言語の発達が遅れていることが多いのです。

大人はこどもがどのくらい単語を知っているか、どの程度話せるかに注目しがちです。しかしコミュニケーションをとる上では、理解言語のほうが重要なのです。

話しかけてもぼんやりして、言われていることがわからない子どもには、「言ったことをどの程度理解しているか」を観察してください。子どもが理解しにくいことがあれば、絵カードを使います。

「歯ブラシを持ってきて」というときは、歯ブラシを描いた絵を見せます。そうすることで、子どもはことばを理解しやすくなります。

一度に複数のことを覚えるのが苦手なお子さんへの対処法

110437 「はやく靴をはいて。はいたらドアを開けて。自転車のところで待っていて」

こんなふうに、一度にいくつかのことを言うと、覚えられない子がいます。最初のことができても、「次に何をするんだっけ」とわからなくなってしまうのです。子どもの中には、最後に言われたことだけしか覚えていない場合もあります。

このような子には、一度に複数のことを言わないようにしてください。何か伝えるときは、短い文章で伝えることが肝心です。

「●●ちゃんは、靴をはきます」 これができたら、ほめてください。そして、次の行動を指示します。

そのとき子どもがわからなければ、絵カードを使います。この繰り返しが、子どもが一度に多くのことを言われても、理解できることにつながっていきます。

複数の音を選択的に聞くのが苦手なお子さんへの対処法

088501 障害のある子どもの中には、周囲から聞こえる音を選択的に聞くことが苦手な子がいます。

「何度も呼びかけているのに、私のことを無視する」と叱る親がいますが、叱ってもなんの効果もありません。それが子どもの特性なのです。

たとえば、テレビを見ている子どもに後ろから話しかけたとします。テレビからの音、お母さんの声、そのほかの生活音がある中で、子どもは選択的に音を聞き分けられず、お母さんの声に気づけないのです。

このような場合は、正面にまわってから声をかけます。

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