お子さんに話をする時の3原則

「発達障害のお子さん」への指示の方法、話の伝え方の工夫

子どもへの指示

発達障害のある子どもが、会話する上で苦手なことがいくつかあります。

多くの子どもが、話を耳で聞いて、意味を理解することが苦手なのです。

・単語そのものが何を意味するかわからない

・単語の意味はわかっても、話が長くなると、内容がわからなくなる

・長い話だと、途中で注意力が散漫になって、聞いていられなくなる

・自分で一方的に話すことはできるが、ひとの話を聞いていることはできない

・ほかの人との会話がかみ合わない

  このような子どもと話をする際のポイントが、「はっきり・短く・具体的に」なのです。

 <はっきり>

145981今、何の指示がなされたのか、何の話をしているのかが、子どもにわかるようにします。メリハリをつけて話してください。

 <短く>

子どもに対して、多くのことをしゃべりすぎないことです。

「言葉をたくさん使って説明するとわかりやすい→×」

ということを覚えておいてください。ことばの理解が難しい子どもに、多くのことばを用いるのは逆効果なのです。

 <具体的に>

何をすればよいのか、明確に伝えてください。つい使ってしまうことばですが、「ちゃんとして」「きちんとしなさい」ということばでは、具体性に欠けているので、子どもはわかりません。

 例:「ちゃんと服を着なさい」→「●●ちゃんは、シャツをズボンに入れます」

「●●ちゃんが、一番上のボタンもとめます」

このように、その都度でどうすればいいのか、子どもがわかるように伝えます。

発達障害のある子どもには、本人が主語になるよう指示してください。

「(●●ちゃんが)~します」のように言ってください。そのほうが、自分がその行動をするのだと理解しやすくなるのです。

 耳で聞いただけではわかりにくくても、目で見ればわかる子どもは多くいます。そのため、子どもと話をする際には、実物や絵カードなどを利用してください。

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