就学に関する流れ

発達障害が気になるお子さんが小学校に就学する時の相談

小学校入学

子どもが小学校に就学するということは、人生の大きな節目です。親子にとってうれしい出来事である一方で、不安が高まることでもあります。

 特別支援学級や特別支援学校に入ることに、抵抗を感じるお父さん、お母さんは多いものです。

「障害児というレッテルを貼られるのではないか」

「地域とのつながりがなくなってしまう」

このような心配をする親は少なくありません。そして通常の学級に就学させたいと考える人もいます。

 子どもによっては、通常学級に就学することが必ずしもよい結果にはなりません。学習についていけず、勉強を楽しいと思えなかったり、いじめの対象になったりして、傷ついてしまうことがあります。

 どこに就学するかについて、まず担任の保育者、園長とじっくり話し合ってください。

その際には、親の希望だけを主張するのではなく、子どもが抱えている課題、そして就学先の学校のサポート体制を十分に考慮しなくてはなりません。

学校に通う時の選択

発達障害が気になるお子さんの就学先の種類

学校への就学

発達障害のある子どもたちが小学校に進む際には、いくつかの選択肢があります。ここでは、そのことについて説明します。

 ・通常学級

0971771クラスだいたい35名以下で編成されています。いっせいに授業を受けます。地域によって異なりますが、支援を必要とする子どもには、介助員や学習支援員がつくことがあります。

 ・特別支援学級

097177特別な支援が必要な子どものために設けられた学級です。通常の小学校の中に設置されていますが、すべての小学校にあるわけではありません。1クラス原則8名で編成されています。少人数による教育や、個々の課題に合った教育を受けることができます。

以下のような、通常学級との交流が行われています。

・生活交流(給食など)

・学校行事(運動会など)

・特別活動(クラブ活動)

教科交流というのもあります。

個別の支援を必要とする教科(算数や国語など)は特別支援学級で受け、その他の教科(音楽や生活科など)は通常学級で受けるという方法です。この方式をとっている学級が多いです。

 ・特別支援学校

097177この学校の時間割には、通常学級と同様の教科(算数や国語など)、道徳、特別活動、総合的な学習の時間があります。そのほかには、自立活動の授業があります。この授業では、子どもの自立に向けて、それぞれの課題に応じた指導がなされます。

特別支援学校では、一人ひとりの特性に応じた専門的な支援が受けられます。しかし学校数が少ないため、通学に時間がかかる場合があります。

 ・通級指導教室

097177通常学級に在籍したまま、週2回程度、通級指導教室に通うこともあります。普段は通常学級で学び、子どもがかかえている問題に応じた個別の学習を、特別指導教室で行うのです。子どもが通っている学校に設置されている特別指導教室に通う「自校通級」と、近隣の学校に設置されている特別指導教室に通う「他校通級」の2パターンがあります。

学校に入る前の相談

発達障害が気になるお子さんの就学の流れ

・就学相談説明会

就学相談説明会

就学相談説明会は、小学校に入学するにあたって、知的面、情緒面、身体の発達に心配な点のある子どもがいる保護者を対象にした説明会です。

この会では、就学相談の流れや手続きの説明、特別支援学級、通級指導教室、特別支援学校で、それぞれどのような教育が行われているかについて説明されます。

この説明会の開催後、保護者は教育委員会に希望すれば、就学相談を受けることができます。

・就学相談

037388就学相談とは、子どもの発達上で何らかの気になる問題がある場合に、専門の就学相談員と保護者が面談する場です。

就学相談を受ける際は、相談員により具体的に子どもの状態を把握してもらうため、医療機関で受けた子どもの診断書、療育機関での報告書、療育手帳などを持参してください。

お父さん、お母さんのニーズを伝えながら、相談員と共に、子どもにとって望ましい教育環境が整った就学先について考えます。

この相談がなされている間、別室で心理学の専門家が、子どもと接しながら心身の発達状態などを把握します。

12月ごろ、就学指導委員会より、どこの就学先が子どもにとってよいのかが示された判定通知が届きます。

その判定に同意した場合は、就学先の決定となります。同意できない場合は、再検討するため再び就学相談を受けることができます。

2月頃には入学説明会があり、1日体験入学なども行われます。

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