子どもに英語力をつけるために必要なことは?
子どもに英語力をつけるために必要なことは?
「小学校入学前の英語教育」が話題になっていて、私もよく耳にします。うちの子どもは生まれたばかりですが、やはり英語が得意になるには早期教育が肝心なのでしょうか? いつごろから勉強させればいいのか、教えてください。
「生きた言葉」を学ぶことが大事!
子どもは日常生活の中で、「見る」「聞く」「さわる」といった直接体験を何度もしていくうちに、言葉を覚えていきます。このような直接体験を重ねることで 語彙(言葉の種類)が増え、「生きた言葉」を獲得していきます。会話として使える言葉というのは、この生きた言葉に他なりません。
ドリルや練習帳を使って「赤い」「熱い」という言葉を覚えたとしても、生きた言葉を学んだことにはならないのです。日本人は日本語で物事を考えています。考える力を養うには、日本語、特に日本語の語彙(ごい、単語の種類)がきちんと身についていなくてはなりません。
英語学習のポイント
- ・「相手の言うことを理解すること=理解力」
- ・「自分の言いたいことを伝えること=伝達力」
この2つです。
この2つができてはじめて、英語によるコミュニケーションができるのです。英語の理解力と伝達力は、日本語の理解力と伝達力がなければ、高められません。
5歳頃までは、まず日本語をしっかり覚え、日本語による表現力を身につけることが大切であり、日本語の学習をしっかりしながら、6歳以降で英語を楽しんで学んでいくことが上達の秘訣です。