好き嫌いのない子に育てるには?
好き嫌いのない子に育てるには?
うちの子は今、離乳食から幼児食に変わっていく段階です。先輩ママの話を聞くと、好き嫌いが出てきたり、お菓子を食べすぎたりと、いろいろと悩んでいるようです。どのような準備をしておけばいいですか?
お子さんの食事についての悩み
子どもの食事について悩んでいるパパやママは多いものです。栄養のバランスや好き嫌いなど、悩みも様々でしょう。しかし親が考え過ぎてしまうと、心理的な圧迫を子どもに感じさせてしまうことがあります。
「健康のために野菜をたくさん食べさせなければならない」と、考えているお母さんがいるとしましょう。
子どもにとって野菜は、食べにくいものです。ここ で、「一口だけでもいいから食べてごらん」と言うのは、決して悪いことではありません。
体験を重ねるうち、子どもはおいしさに気づき、野菜が好きになるこ とも多々あるからです。しかしこれが毎日になると、心理的な圧迫を感じてくる子どももいます。食べない子に無理やり食べさせたり、嫌がっているのに口に入 れる親もいます。こんな体験を重ねてしまうと、食事の時間になると体が震えだす子もいるのです。食事に関して恐怖体験をしてしまうと、中学生、高校生と成長していっても、食を楽しめない子どもになってしまう可能性があります。
一口でも食べたときに、褒めてあげることが大事!
親に認められることで、子どもは新しい味を受け入れていきます。最初は少しずつしか食べられなくても、一緒になって喜んであげましょう。
最近では、ダイエットを子どもに課す親もいます。「子どものうちにたくさん食べる=太りやすくなる」という考えから、子どもの食べる量を制限してしまうの です。食べることは悪だというような考えを注入してしまうと、ずっと食べることを楽しめない状態が続いていきます。この状態は拒食症の誘因にもなります。
食事の時間で一番大切なことは、食べる楽しさを感じることです!
パパとママが楽しそうに食べていることは、とても大切です。そばにいる人が楽しそうに食べ ているのを見て、子どもは食事に楽しさを感じ、自分が食べる喜びも感じられるようになります。親がおいしそうに食べているものは、無理強いせずとも、いず れ食べるようになりますよ。