子育て座談会レポート⑫「早生まれの場合、3年保育? 2年保育?」
Aさん:園に通っているよそのお子さんたちを見ていると、先生と会話していたり、ちゃんと歌を歌っていたりして、すごいなって思います。うちの子たちは2人とも2月生まれなので、ほかの子よりもできることが少ないですし、体もまだ小さいんです。
だから3年保育にするか2年保育にするか、悩んでいます。
Bさん:確かに、ほかの子と比べて成長の差があると、かわいそうにも思えちゃいますね。
集団生活は子どもの成長の助けになる
徳田:どうしてもお子さんによって成長の差はありますね。
でも年少さんになると、差は縮まってきます。
お母さんと1対1で過ごすよりも、集団生活をしたほうが何倍も子どもの成長が早いです。
Aさん:トイレがきちんとできるようになってから幼稚園に入れようかな、とも思っています。
徳田:それは「失敗してもいいや。先生ごめんね」と心の中で思っておくだけで十分です。
例えばその子が一人っ子だとすると、兄や姉の影響がないので、どうしても身についていることが少ない傾向があります。
特に一人っ子には3年保育に挑戦して、集団生活のスタートを早くすることをお勧めします。
ほかの子のまねをしてだんだんできるようになりますよ。
公立、私立、認定こども園……園はどこを選ぶべき?
Bさん:公立、私立、認定こども園などいろいろありますが、一体どこを選ぶといいんでしょうか?
また、私立はなぜあんなに高額なんでしょうか?
徳田:それは方針や特徴がはっきりしているからです。
公立園にはない付加価値を持たせているんです。
例えば、モンテソーリ、英語、リトミック、スイミング、体育の専門家の指導などいろいろあります。
そういった点を考えて、子どもに何を学ばせたいかという視点で選ぶと良いですね。
私立の幼稚園は設置されている地区によって保育料がかなり違います。
「この地区に住んでいるんだから、このくらいの保育料は出せるだろう」と思って金額を設定しているんです。