発達障害を受け入れるということ

お子さんの発達障害を受け入れることによる保護者の心の変化

子育ての5ステップ

うちの子どもには、発達障害の傾向があるのでは?」と親が感じてから、それを受け入れるまでには、様々な心理的変化があります。

ここでは、その一般的な変化をみていきます。

 1:「障害があるかもしれない」と感じたとき

143916子どもに医学的な診断名がついていない段階では、子どもの「できる」「わかる」ところを探して、障害の可能性を否定したり、障害以外の原因があるのではないかと考えたりします。

しかし親が現実の子どもの姿から目をそむけていては、子どもが日常生活において困りつづける状態が続くばかりなのです。

 2:発達障害という診断が出たとき

144253親の多くがショックを受けますが、これは当然のことです

一方で、周囲から「親のしつけがなってない」と責められ続けてきたお父さんやお母さんは、「子どもの問題行動の理由がわかった」と、前向きになれる人もいます。

 3:イライラ期へ

080711周囲のちょっとした態度や、ことばが気にさわる時期を経験する人が多いです。

やり場のない怒りを感じ、周囲の思いやりも心に刺さります。「私はこんなにもつらいのに、ほかの親子はなぜ楽しそうなのだろう」と考えてしまい、イライラしてしまうのです。

4:抑うつ期へ

031937イライラする時期を経て、自分への怒りや孤独感から、気分が落ち込む時期を経験します。「何か自分に落ち度があったのではないか」と自問して、自分を責めては落ち込んでしまいます。

イライラ期には外に向かっていた感情が、この時期には内向的になり、「自分の気持ちなど誰もわかってくれない」と孤独を感じることが多くあります。

 5:無気力期へ

131119 何も考えられず、やる気が起きなくて、何もしていないのに疲れを感じる時期がやってきます。

 ひとによって、1つの時期を長く経験することもあれば、イライラ・抑うつ・無気力の時期を進んだり、戻ったりすることもあります。

これらの時期は、新しい「親としての自分」を手に入れるためには欠かせないものなのです。新しい価値観を手に入れるためには、時間が必要です。その時間は長く、ときにトンネルの中に迷いこんだような気持ちになるかもしれません。しかし、トンネルには必ず出口があるのです。

                           ⇒次を読む 医療機関受診の手続きと準備