アスペルガー障害とは?「ADHD関連コラム」

「アスペルガー障害」の診断について

「アスペルガー」自動車博士

「アスペルガー障害について」

 ADHDや、自閉症の特徴がありつつも、ことばの発達の遅れがない場合を、アスペルガー障害といいます。

アスペルガー障害と診断される子どもには、以下の傾向が見られます。

 ※アスペルガー障害と同様の意味で、「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」ということばが使われることがあります。

 診断1:ひとの気持ちを想像することが苦手

088347・自分の発言や態度を、ほかの人が聞いたり、見たりしたら、どう思うか想像する

・ひとの表情を認識する

このようなことが、アスペルガー障害の子どもは苦手です。お父さんやお母さんが怒った表情をしていても、怒っていることにまったく気がつかないこともあります。

 一例

学校で、足が遅い子に対して「走るの、一番遅かったね」などと言ってしまうことがあります。ほかの子どもを傷つけてしまう発言をしがちです。

 診断2:こだわりが強い

 085175アスペルガー障害と診断される子どもは、ある特定の物事に対して、強い興味や関心を示すことがあります。

 一例

・鉄道博士と呼ばれるほど電車のことに詳しく、車両の名前や型を覚えている。

 虫博士、自動車博士、国旗博士、カレンダーボーイ(何年の何月何日は何曜日かを覚えている)などもいる。

・英語や漢字に興味を示し、幼児の頃から英語や漢字を読む。

しかしその一方で、自分の関心のないことには見向きもしないことがあります。興味や関心の幅がせまいことも、アスペルガー障害の子どもの特徴の1つです

 また、変化が苦手なのも特徴です。これは自閉症の子どもとも共通することです。

一例

お弁当の時間など、アスペルガー障害の子どもは、「いつもAちゃんの隣に座る」と決めていることがあります。

ほかの子がAちゃんの隣に座っていても、「私は絶対にAちゃんの隣に座る!」と主張して、友達とトラブルになることがあります。

このように、変化を受け入れられず、自分の決めたルールを周囲に押しつけてしまいます。

 診断3:一方的に話をする

018486 アスペルガー障害の子どものなかには、聞き手がその話に興味があるかどうかは関係なく、自分の好きなことを話してしまう子がいます。

話好きで、人と関わることが得意な子どもに思えても、よく聞いてみると話がかみ合っていなかったりするのは、アスペルガー障害の特徴です。これは興味や関心の幅せまいこと、人の気持ちを想像することが苦手なのが原因です。

 診断4:ことばを文字どおりにとらえてしまう

077634アスペルガー障害の子どもは、暗に意味していること、ことばの裏にある意味を察することが苦手です。

 一例

工作中の子どもに、「頭を使ってやってごらんなさい」と母親が言ったとします。そうすると、そのまま自分の頭で、工作物を押したりします。

                              ⇒次を読む ADHDについて