イオンレイクタウン子育て座談会レポート第3週公開


イオンレイクタウン子育て座談会レポート第3週公開!

野菜嫌いは直さなくていい!?

141191Aさん:うちは好き嫌いが激しくて困っていますが、好き嫌いを直すコツもありますか?

徳田:おだてたり、嫌いなものの形を変えてやったりすると食べますか? 

食べるなら、心配するような偏食ではありませんよ。

Aさん:でも、野菜をとにかく食べなくて…。

徳田:野菜をぱくぱく食べる子どものほうが珍しいんだから、大丈夫(笑)。

そもそもお母さん方は、子どもも、大人のようにいろいろな食材をまんべんなく食べるものだと思い込んでいるでしょう。

子どもは、慣れない味や食感のものは警戒します。好き嫌いがあって当然ですから、神経質になり過ぎることはないですよ。

Aさん:そうなんですね。ちょっと安心しました。

徳田:ただ、諦めるのは待ってください。

なぜかというと、今は仕込みの時期です。幼児期に楽しく食卓を囲んで、いろいろな食べ物を経験することで、3年後、4年後に食が広がり、いろいろなものを食べるようになりますから。

Bさん:嫌いなものを、食べさせるコツはありますか?

徳田:みなさんは、「ママが口に入れてあげるから」なんて言っては、嫌いなものをスプーンに山盛りにして、口に突っ込んでいませんか? 

量は、ほんのひと口でいいんです。そして、それを口の中に入れたら、「すごい!」とほめることが大事です。

Bさん:ああ…山盛りにして突っ込んでいました(笑)。

徳田:食事は、楽しく食べるものですよね。

それを食事のたびに叱って、嫌いなものを口の中に押し込んでいると、食事が怖くなってしまいます。

そうなると小学生になっても偏食が続いてしまいますから、食事は絶対に強要してはダメなんです。

基本は、ちょっとでも口に入れたらほめる。ただやっかいなのは、すぐには結果が出ないことですが…。

幼児期にそういう働きかけができれば、きっと食べられるようになりますから、諦めずに続けてみてください。

書く喜びを大切にしてあげよう

書くBさん:文字も、強制的に直さないほうがいいですか? 

4歳の娘が覚えたてのひらがなを夢中で書いているのですが、文字がひっくり返ったりしているのがかわいらしい反面、間違いを正すべきなのか迷っています。

Aさん:うちの子も、お友達に手紙を書きたいというので練習しているものの、文字にはなっていないですね(笑)。

徳田:文字も、正さないようにしましょう。

「そうじゃないでしょ! ママが書くから上をなぞりなさい!」なんて強制してしまうと、書くこと自体が嫌いになってしまいますよ。そもそも複雑にカーブする文字を正しく書くには、筋肉を細かく動かす必要があるのですが、その筋肉が発達するのが1年生のころなんです。

2歳の子どもに鉛筆を持たせて「こう書きなさい」というのは、100mを15秒でしか走れない人に、「10秒で走れ」と無理強いしているようなものです。

Bさん:なぞり書きの練習なども、やらせないほうがいいですか?

徳田:なぞる練習はやってもオーケーです。

ただし、なぞらせるということは正解があるということですから、正解ではないものを書いたときに、口うるさく言わないように気をつけてください。

小学校では、算数の問題文を読むのも、社会科の内容を理解するのも、文字を読めてこそです。

小学校の成績は8割が国語で決まりますから、文字嫌いになったらそれこそ大変ですよ。

Bさん:正しく書けていないことは、子ども自身が気づくものでしょうか…。

徳田:筋肉の発達とともにちゃんと書けるようになりますから、大丈夫ですよ。

今は間違えても温かい目で見て、書く喜びを大切にしてあげてください。

 

いかがでしたか?

座談会レポートも残り1週です!

この続きはまた来週ご紹介します!お楽しみに!

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イオンレイクタウン座談会レポート第2週」を読む。

イオンレイクタウンにて徳田先生との子育て座談会が実施されました!」を読む。