座談会レポート⑤「野菜嫌いは直さなくていい?」

141191Aさん:うちは好き嫌いが激しくて困っていますが、好き嫌いを直すコツもありますか?

徳田:おだてたり、嫌いなものの形を変えてやったりすると食べますか? 食べるなら、心配するような偏食ではありませんよ。

Aさん:でも、野菜をとにかく食べなくて…。

徳田:野菜をぱくぱく食べる子どものほうが珍しいんだから、大丈夫(笑)。そもそもお母さん方は、子どもも、大人のようにいろいろな食材をまんべんなく食べるものだと思い込んでいるでしょう。子どもは、慣れない味や食感のものは警戒します。好き嫌いがあって当然ですから、神経質になり過ぎることはないですよ。

Aさん:そうなんですね。ちょっと安心しました。

徳田:ただ、諦めるのは待ってください。なぜかというと、今は仕込みの時期です。幼児期に楽しく食卓を囲んで、いろいろな食べ物を経験することで、3年後、4年後に食が広がり、いろいろなものを食べるようになりますから。

Bさん:嫌いなものを、食べさせるコツはありますか?

徳田:みなさんは、「ママが口に入れてあげるから」なんて言っては、嫌いなものをスプーンに山盛りにして、口に突っ込んでいませんか? 量は、ほんのひと口でいいんです。そして、それを口の中に入れたら、「すごい!」とほめることが大事です。

Bさん:ああ…山盛りにして突っ込んでいました(笑)。

徳田:食事は、楽しく食べるものですよね。それを食事のたびに叱って、嫌いなものを口の中に押し込んでいると、食事が怖くなってしまいます。そうなると小学生になっても偏食が続いてしまいますから、食事は絶対に強要してはダメなんです。基本は、ちょっとでも口に入れたらほめる。ただやっかいなのは、すぐには結果が出ないことですが…。幼児期にそういう働きかけができれば、きっと食べられるようになりますから、諦めずに続けてみてください。